何か困ったことがあったとき、夫に話そうと思わなくなりました。
家のこと。
家族のこと。
これからどうしたらいいのか、自分ひとりで考えるには重たいこと。
そういうことがあっても、まず夫に相談しようという気持ちが出てきません。
昔からそうだったわけではないと思います。
たぶん、何度も話そうとはしてきました。
でも、話しても、私が本当に困っているところまでは届かない。
返事はある。
聞いていないわけでもない。
頼めば動いてくれることもある。
でも、そこじゃないと思うことが、何度もありました。
私がほしかったのは、何かを手伝ってもらうことだけではありませんでした。
一緒に考えてほしかった。
今、何が大変なのかを見ようとしてほしかった。
私だけが考えているような状態から、少しでも降ろしてほしかった。
でも、夫と話しても、同じ場所で考えている感じがしませんでした。
目の前の作業なら、頼めばしてくれることもあります。
けれど、家の中で起きていることを一緒に受け止めるとか、こちらのしんどさを想像するとか、そういうところでは、私はずっとひとりだった気がします。
だから、だんだん話さなくなりました。
話しても、またがっかりする。
説明しても、結局こちらが疲れる。
それなら最初から自分で考えた方がいい。
そう思うことが増えていきました。
夫婦なのに、相談相手として思い浮かばない。
この言葉だけを見ると、冷たいのかもしれません。
でも、急にそうなったわけではありません。
ひとつひとつは小さなことだったのかもしれないけれど、そのたびに少しずつ、夫に話す気持ちが減っていきました。
夫が悪い人だと言いたいわけではありません。
でも、悪い人ではないことと、安心して相談できることは別です。
家族のことを考えるとき、私はいつも自分の中で考えてきました。
どう動けばいいか。
誰に何を伝えるか。
どこまで受け入れて、どこから断るか。
そういうことを、夫と一緒に考えてきた感覚があまりありません。
だから今、何かあっても夫に相談しようと思えないのだと思います。
夫婦なのに、と思う気持ちはあります。
でもそれ以上に、もう話しても仕方がないと思ってしまう自分がいます。
それは、私が冷たくなったからだけではないと思いたいです。
そうなるまでの時間が、確かにありました。
