家事をきちんとこなそうとしているのに、なぜか気持ちのほうが先に疲れてしまう。
体を動かしている量よりも、頭の中の負担が大きく感じられる場面は珍しくありません。
こうしたとき、家事そのものよりも、「こうあるべき」という意識が先に立っている状態が見られます。
段取りや手順よりも、できていない点や足りない部分に目が向きやすくなります。
作業が進んでいても、達成感が残りにくくなる理由です。
家事は、区切りが見えにくい作業です。
毎日同じことを繰り返していても、完了した実感を持ちにくく、基準を高く置くほど未達成の感覚が残ります。
その状態が続くと、体力よりも先に気持ちが消耗していきます。
また、家事を「ちゃんとやる」ことが、家族や周囲への配慮と結びついている場合もあります。
自分の判断ではなく、誰かの期待を想像しながら動いていると、休むタイミングをつかみにくくなります。
結果として、気持ちの余裕が少しずつ削られていきます。
家事で疲れを感じるとき、それは要領が悪いからとは限りません。
多くの場合、求めている基準が高くなりすぎている状態です。
基準がどこに置かれているのかに意識が向くだけで、家事との距離感が変わることもあります。

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