夫には、家のことをあまり話さなくなりました。
娘のことも、息子のことも、細かいことはほとんど話していません。
それは私だけではなく、子どもたちも同じです。
前は、これでいいのかなと思うこともありました。
でも最近は、もう仕方ないのかなと思うようになっています。
大きなことがあっても、夫はあまり聞いてきません。
子どもたちが今どうしているのか。
仕事のことはどうなったのか。
これからの生活はどうなっていくのか。
そういうことを、自分から聞いてくることがほとんどありません。
細かく口を出してほしかったわけではありません。
何かをすぐに解決してほしかったわけでもありません。
ただ、家の中で起きていることを、夫婦で一緒に考えていきたかったのだと思います。
「どうなったの?」
「大丈夫なの?」
「これからどうしていこうか」
そんなふうに、同じところに立って話せる相手でいてほしかった。
でも、夫はあまり聞いてきませんでした。
だからこちらも、だんだん話さなくなりました。
話さないのは、隠しているというより、話す必要を感じなくなったからだと思います。
話したところで、ちゃんと受け止めてもらえる感じがしない。
こちらが一から説明するだけで疲れてしまう。
それなら、最初から話さない方が楽になります。
夫は外では、頼りになる人に見えているのかもしれません。
用事があれば動く。
頼まれたことはする。
人前では穏やかに見える。
だから、ちゃんとした夫に見えるのだと思います。
本人の中でも、何もしていないつもりではないのかもしれません。
でも、家の中で私が感じていることは少し違います。
本当に大変なときに、夫がどれくらい気にしていたのか。
家の中で起きていることを、どれくらい知ろうとしていたのか。
夫婦で考えることとして、受け止めていたのか。
そう考えると、夫はあまり家の中に入ってきていなかったように思います。
これは、外からは見えにくいことです。
外の人には、夫がやったことは見えます。
頼まれて動いたことや、人前で穏やかにしていることは見えます。
でも、夫が聞かなかったことは見えません。
気にしてこなかったことも、知ろうとしなかったことも、外からはわかりません。
だから説明しにくいのだと思います。
今はもう、夫にあまり期待していません。
何かをしてほしいとも、あまり思っていません。
深くわかってほしいとも思っていません。
今さら急に、わかったように入ってこられるのも困ります。
それなら、静かにしていてくれた方がいい。
今はそんなふうに思っています。
夫婦としては、冷めているのかもしれません。
でも、急にこうなったわけではありません。
話しても届かない。
聞いてもこない。
こちらの大変さにも気づかない。
一緒に考える相手だと思えなくなっていく。
そういうことが少しずつ重なって、だんだん話す気持ちがなくなっていきました。
今の私にとって夫は、家の中のことを相談する相手ではなくなっています。
問題を解決してくれなくてもいい。
頼りにならなくてもいい。
ただ、今ある生活をこれ以上乱さずにいてくれたら、それでいい。
今は、それが正直な気持ちです。
