夫は、分かりやすい出来事には乗ってくる。
少し珍しいこと。
その場で何か言いやすいこと。
深く考えなくても済むこと。
そういうことには、わりと入ってくる。
でも、家族にとって大事なことになると、あまり入ってこないように感じる。
これからどうするのか。
誰かが悩んでいること。
簡単には流せないこと。
そういう話になると、夫の姿があまり見えない。
そこが、ずっと引っかかっていた。
まったく家族に関わらないわけではない。
たまに家族のことに触れてくる時もある。
でも、それはその時だけで、日常の中では続いていかない。
だから私は、夫がたまに何か言ったり、関わってきたりしても、それをそのまま「家族を見ている」とは思えなくなっている。
家族って、楽しいことや分かりやすい出来事の時だけのものではないと思う。
何もない日が続いている時。
何かを決めなければいけない時。
誰かがしんどい時。
そういう時に、どう関わるか。
そこに、その人との距離が出る気がする。
分かりやすい出来事には入ってくる。
でも、日常には続かない。
大事なことには、あまり入ってこない。
うまく言えないけれど、そこがずっと引っかかっていた。
