老後のことを考えると、急に現実感がなくなる感覚

老後のことを考え始めた途端、現実感が急に薄れてしまうと感じることがあります。将来の話題に触れているはずなのに、どこか他人事のように感じられ、考えが地に足につかない状態です。

この感覚は、考える力が落ちたから生じるものではありません。老後は時間的にまだ先にありながら、確実に近づいてもいるテーマです。遠さと近さが同時に存在するため、現実として捉えにくくなります。

また、老後という言葉には、具体的な一場面が思い浮かびにくい特徴があります。仕事や家事のように日常の延長として想像できず、お金、健康、住まい、家族関係など、異なる要素が同時に含まれています。その重なりが、現実感を持ちにくくさせます。
この現実感の持ちにくさは、50代という時期に起きやすい思考の構造として整理できます

情報に触れる機会が増えている場合でも、現実味が増すとは限りません。断片的な情報が増えるほど、全体像がぼやけ、「実際に自分に何が起きるのか」が見えにくくなることがあります。

現実感がなくなる状態は、考えを避けているというより、考える対象が定まっていない段階として現れやすいものです。具体像が固まらないまま、将来という言葉だけが先に立っている状態といえます。

この段階で無理に具体化しようとすると、想像の穴を不安で埋めてしまいがちです。ただ、現実感が持てないまま立ち止まっていること自体が、今の位置を示している場合もあります。

老後のことを考えると急に現実感がなくなるのは、考える材料が多く、まだ一つの形にまとまっていないために起きやすい状態です。整理の入口として、そのまま置かれていることがあります。

老後のことを考えると気持ちが重くなるのは、情報が多すぎるからかもしれない

50代で「先のことを考えない方が楽」と感じるようになる背景

 

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