不安が消えなくても、生活は続いていくと気づいたとき

将来のことを考える中で、不安を感じなくなりたいと思うことがあります。
できれば不安を解消し、安心した状態で日々を過ごしたいと考えるのは自然な感覚です。
ただ、不安が完全に消える状態を前提にすると、かえって気持ちが追い込まれてしまうこともあります。

不安は、何かがうまくいっていない証拠というより、状況を意識し始めたサインとして表れる場合があります。
生活や役割、将来像が変わる節目では、不安が先に立つこともあります。
感じている不安そのものを、異常だと判断する必要はない状態とも言えます。

不安は「なくすもの」として扱われやすい傾向があります。
しかし、実際の生活では、不安を抱えたまま日常が続いていくことも珍しくありません。
安心と不安が同時に存在している状態も、特別なものではないと捉えることができます。

不安があると、「整っていない」「準備が足りない」と感じてしまうことがあります。
ただ、生活は、不安が完全に消えたタイミングを待って始まるものではありません。

不安を感じながらでも、日々の選択や行動は積み重なっていきます。
その積み重ねの中で、気持ちの位置が少しずつ変わっていく場合もあります。

不安をどうにかしようとするよりも、不安がある状態で生活が続いている事実に目を向けると、見え方が変わることがあります。
不安が消えないままでも生活は動いている、という感覚が、気持ちを落ち着かせることもあります。

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