考えても答えが出ない状態が続くと、思考だけが回り続けているように感じることがあります。
決断したいわけではないのに、考えが止まらず、同じところに戻ってしまう。
そうした状態に戸惑いを覚える場面です。
考えが整理できない、答えが見えないと感じるとき、問題は内容そのものよりも、思考の置きどころにある場合があります。問いがはっきりしないまま考え続けることで、頭の中が静まらなくなる状態です。
このときの思考は、解決を目指すというより、不安を抱えたまま動き続けている状態に近いことがあります。情報を増やしたり別の視点を探したりしても、問い自体が曖昧なため、結論にたどり着きにくくなります。
考え続けても整理につながらない状態は、老後のように情報量が多いテーマで特に起きやすくなります。
また、答えが出ないこと自体を問題として捉えてしまうと、
思考を止めるきっかけを失いやすくなります。
考え続けていれば何かが見えるはずだという期待が、
かえって負荷を増やす場合もあります。
考えが止まらないとき、それは集中力が足りないからとは限りません。
多くの場合、問いの位置が定まっていないだけです。
問いが一度脇に置かれると、思考の動きが自然に落ち着くこともあります。
こうした思考の止まりにくさは、50代という時期に感じやすくなる背景とも重なります。

